It’s only been two weeks since her crowning, the most talked about winner in the history of Miss Universe Japan, Ariana Miyamoto (20) got the opportunity to raise money for the benefit of Japanese Red Cross Society.

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宮本エリアナが日本赤十字社を訪問

そこで明かされた、宮本をミス・ユニバースへと駆り立てた思いとは?

 

2015ミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナは26日、先日行われたミス・ユニバース日本大会にて集められた寄付金を届けに、日本赤十字社(港区芝大門)を訪問。和やかな雰囲気の中、同社副社長の大塚氏らとの会談が行われた。話題はまだまだ爪痕の残る東日本大震災におよび、宮本の地元である佐世保は、幸いに地震などの災害が少ないことが恵まれているなどと語った。

 

その後、我々の取材に応じた宮本に、まず日本代表になる自信はあったかと尋ねると、「挑戦したからには自信がありました」と笑顔で即答。大会前、全国の代表が集まりトレーニングに励むビューティキャンプ中にも、モチベーションが下がることはなかったという。「でも……愛媛県代表が気になっていました」と、自信はあったとしながらも、胸の内にライバルがいたことを明かしてくれた。

日米のハーフであることから“日本人らしくない”と批判の声も上がっている宮本。それにより、国内はもとより、日本人初の multiracial (多民族)の勝者として、海外の大手メディアから取材を受けるなど、世界中から注目されている。いくらミス・ユニバースを目指してきたとはいえ、批判も含めて一気に注目を浴びるこの状況に、怖さを感じることはないのかと問うと、「注目されることは自分をアピールできるチャンス」だと、頼もしい答えが返ってきた。

その強い思いの陰には、同じくハーフであった男性の友人が、自ら命を絶ってしまうという悲しい出来事があった。彼がそこに至るまでには様々な要因があっただろうけれど、ハーフであったことも悩みのひとつだったとし、「周囲に受け入れてもらえない」という苦悩を宮本に打ち明けていた。自らもハーフであることからイジメを受けた宮本。彼の死を受け、彼女は立ち上がった。一度はハーフだからと挑戦すら諦めたミス・ユニバースへ。人種は問題ではないと“自分らしさ”をアピールするために。

 

最後に、世界大会での目玉のひとつとなるナショナルコスチューム(民族衣装)について、どんなものを着たいかを伺った。

「カッコイイ感じにしたいです。海外の代表の衣装はものすごくインパクトがあるので、インパクトで負けないようにしたいです。自分らしさを表現するなら和洋折衷。ルーツである和と洋を織り交ぜられたらいいですね」

世界大会を想像し、キラキラと眩しい笑顔がこぼれた。批判を浴びても、その状況を強さに変える術を持ち合わせている。彼女の笑顔には強さがあった。

取材・文/mariko 

写真/mariko

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